転職面接では、自己紹介や職務経歴の説明だけでなく、最後に必ず訪れる「逆質問」の時間が重要なアピールポイントになります。
面接官は1日に何人もの候補者と会うため、あなたの印象を強く残せるかどうかが結果を左右するといっても過言ではありません。特に20代の転職では、スキルよりもポテンシャル・積極性・コミュニケーション能力など、人柄を重視される場面が多くあります。だからこそ“逆質問”は、短い時間で自分の魅力を伝える絶好の機会なんです。
私自身、1日100名以上が参加する企業の面接に、集団面接や個人面接で参加した経験がありますが、逆質問の質で「面接官の態度が明らかに変わった」瞬間を何度も見てきました。
この記事では、面接の段階ごと・アピール別の質問を紹介し、そして私の実体験おすすめ質問まで詳しく解説します!
逆質問はコミュ力アピールの絶好のチャンス!
面接の最後に必ずと言っていいほど聞かれる「何か質問はありますか?」という言葉。「特にありません」と答えてしまうのは、本当にもったいないんです。ここからは、なぜ逆質問がそれほど重要なのか、面接官の視点から解説していきます。
「何か質問はありますか?」と面接官が聞く真意

企業に対する理解度を知りたい
面接官は、あなたが企業研究をどの程度行っているかを逆質問で判断します。HPや求人票をただ読んだだけでは出てこないような質問ができると、「この候補者は本気でうちに来たいのだな」と伝わり、志望度の高さが明確に伝わります。特に若手の場合、知識よりも“準備の姿勢”が評価されることが多いため、事前の企業研究で得た情報をもとにした逆質問は非常に効果的です。
熱意・志望度が知りたい
逆質問は、企業側から「この会社に入りたい理由を最後にもう一度アピールしてほしい」というメッセージとも言えます。業務内容について深掘りする質問や、自分の経験を関連づけた質問は、あなたの前向きさや主体性を印象付ける絶好のタイミングです。
コミュニケーション能力を確かめたい
実は、面接官は逆質問の内容そのものだけでなく、質問の仕方・聞き方・リアクションまで含めて総合的にコミュニケーション力(=会話のキャッチボールのうまさ)を見ています。「相手の話を受け取りつつ、自分の言葉で整理して質問できるか」は社会人として重要なスキルであり、若手ほど重視されるポイントです。
逆質問を準備する前に押さえるポイント

効果的な逆質問をするには、事前準備が欠かせません。ここでは、質問を考える前に知っておきたい大切なポイントをお伝えします。
1次面接・2次面接・最終面接では聞くべきことが違う
1次面接での逆質問の役割
1次面接では、面接官が若手社員や現場メンバーであることが多いです。そのため「現場目線でしか分からないこと」を中心に聞くのが効果的です。
「入社後はどんな業務から始めることが多いですか?」「チームの雰囲気を教えてください」といった、現場レベルの具体的な質問が好まれると思います。また、面接官自身の経験を聞くのもおすすめ。「〇〇さんが入社されて1番やりがいを感じた瞬間はいつですか?」という質問は、相手も答えやすく、会話も弾みやすいです。
2次面接での逆質問の役割
2次面接になると、課長クラスやマネージャーなど、チームの責任者が面接官になるケースが多いです。こういった中堅の面接官は、現場と経営の両方を理解している立場です。あなたが実際に働く環境について、リアルな情報を教えてくれることも多いですよ。
「今後、このチームで特に力を入れていきたい取り組みはありますか?」「部署として今、どんな課題に取り組んでいますか?」といった質問は、配属後のイメージを具体的に持っていることをアピールできます。
最終面接での逆質問の役割
最終面接では役員や社長など、会社の方向性を決める立場の人が出てきます。ここでは会社のビジョンや中長期戦略について質問するのが効果的です。自分のキャリアの軸と企業の方向性が合うことを示せると、説得力が一気に上がります。
「今後3年間で、会社として特に注力したい分野はどこでしょうか?」など経営視点ででの質問を用意しておくといいいでしょう
アピールポイントとリンクさせる
逆質問は、自分の強みを再確認してもらう機会でもあります。面接で話した内容と関連付けた質問をすることで、より印象に残りやすくなります。
やる気・熱意
例えば「入社後、どのような目標を持って活躍してほしいですか?」という逆質問は、あなたの意欲をアピールできます。熱意を示しつつ、企業の期待値を知ることもできます。
長所・強み
自分の強みを織り交ぜて質問する方法も有効です。「私の○○という経験は、御社の業務にどのように活かせるとお考えですか?」といった聞き方は、質問でありながら追加の自己PRにもなります。
企業文化・カルチャーフィット
20代の転職では、企業文化との相性が非常に重要視されます。「御社の中で活躍している人材の共通点はありますか?」といった質問は、カルチャー理解の姿勢も伝えられるため好印象です。
逆質問を複数用意する
面接では、面接官が1次面接で回答してくれた内容を2次面接でも話してくれることがあります。そのため、あらかじめ3〜5個程度の質問をストックしておき、自然な流れで出せるように準備することが大切です。複数用意しておけば、想定外の質問で詰まることも防げます。
意外とやりがちなNG例

イエス・ノーで終わる浅い質問
- 会話が広がりにくいです。具体的な情報を引き出せる質問がベストです。
面接官の回答に対して無反応
- 回答してくれた内容に対して、「わかりました。」だけだと印象付けるにはいまひとつ。自分の言葉に噛み砕いて再度繰り返したり、「ということは、〜〜ということですか?」というような返しができるとコミュニケーションがうまいと捉えられて好印象です。
転職面接で使える逆質問例 45選
それではお待たせしました!ここからは逆質問リストです。企業の特徴に合わせて選んで準備してみてくださいね。下の方には、私が面接で”絶対に印象に残る”特徴的な逆質問も用意してます♪
【やる気・熱意をアピールしたいとき】
- 「入社までに勉強しておくべきスキルや知識があれば教えてください」
- 「活躍している方は、どんな姿勢で仕事に取り組んでいますか?」
- 「早期に戦力として貢献するために、意識すべきことは何でしょうか?」
- 「新しいメンバーに特に期待している改善ポイントや役割があれば教えてください」
- 「チームで大切にされている仕事の進め方があれば教えていただけますか?」
- 「現場の方が感じている、御社の強みと弱みを伺えますか?」
- 「配属後、積極的にチャレンジできる機会はありますか?」
【強み・経験をアピールしたいとき】
- 「私の○○という経験は、御社の業務にどのように貢献できそうでしょうか?」
- 「この職種で成果を出している方の特徴を教えていただけますか?」
- 「現在、チームで特に課題となっている点はありますか?」
- 「入社後、周囲の方と業務を進めていくうえで重要なスキルは何でしょうか?」
- 「未経験の部分を補うために意識するべきポイントはありますか?」
【企業理解をアピールしたいとき】
- 「御社の〇〇という取り組みに興味があるのですが、今後どのように展開していく予定ですか?」
- 「業界全体が変化する中で、御社が特に強みとしている部分はどこでしょうか?」
- 「御社のミッションである〇〇を実現するために、現場ではどんな工夫をされていますか?」
【1次面接で使える逆質問】
現場のリアルな声を引き出しましょう!
- 「1日の業務の流れを教えていただけますか?」
- 「入社後の研修やOJTについて教えてください」
- 「〇〇さん(面接官)が、この会社で働いていて良かったと感じる瞬間はいつですか?」
- 「チームの雰囲気や、メンバー構成について教えてください」
- 「配属先の部署では、どんなプロジェクトが動いていますか?」
- 「日々の業務で工夫されていることはありますか?」
- 「チームの雰囲気や働き方について、実際にどう感じられていますか?」
- 「入社後、最初の数ヶ月で意識したほうがいい点はありますか?」
- 「現場で求められている人物像を教えていただけますか?」
- 「繁忙期はどのような業務が増えますか?」
【2次面接で使える逆質問】
上司層が多い面接では組織運営や期待値に踏み込んでみましょう。
- 「新しいメンバーに期待している役割をお伺いできますか?」
- 「チームとして今後チャレンジしたい領域はありますか?」
- 「異動やキャリアパスの事例を教えていただけますか?」
- 「マネージャーとして、20代社員に期待していることはありますか?」
- 「部署内で評価される人材の特徴を教えてください」
- 「現在のチームが抱えている課題があれば教えてください」
- 「私のような経験の者が入社した場合、どんな役割を期待されますか?」
- 「このポジションにおける評価基準を教えていただけますか?」
- 「チームが現在直面している課題があれば伺えますか?」
- 「成果を出されている方は、どのような取り組みをされていますか?」
【3次面接で使える逆質問】
ビジョン・カルチャー・長期目線の話が刺さりやすいです。足元の話だけではなく俯瞰した視点をアピールしましょう。
- 「会社のビジョンを実現するために、社員に期待することは何でしょうか?」
- 「企業文化として特に大切にされている価値観はありますか?」
- 「中途社員が活躍するうえで意識すべきことは何でしょうか?」
- 「御社が競合と差別化しているポイントを伺えますか?」
- 「会社として大切にしてきた歴史やエピソードがあれば教えていただけますか?」
- 「私のキャリアの軸である○○と、御社の方向性は合っていますか?」
【体験談】私の転職面接での「おもしろ&切り込んだ」逆質問
さて、ここからは番外編です。
大手企業から複数内定をもらってきた私ですが、面接に関しては正直、無敵でした笑
いつも笑いが起こるような面接を意識してきましたし、自分の人柄をアピールしてきました。これが好かれるか好かれないかで企業のカルチャーフィットを確かるという、私からみる企業審査を兼ねていました笑
もちろん上記で書いた質問はどれも私が逆質問の場面で使用したことがありますが、【強烈に】印象付けたいときに使っていた質問をここでご紹介します。
本当に他の候補者の誰とも被らないと思うのでぜひ真似してみてください。面接通過率、上がるはずです。
- 「長く勤めてきた中で染み込んだ職業病や変わらないマインドはありますか?」
→この質問でまずびっくりされます笑 あまり他で聞かれないからでしょうね。
会社で習慣化していることを知るのは働き方の想像に繋がります。 - 「御社の新サービスについてのプレスリリースを拝見しました。あの商品/サービス/技術についてこだわった部分をぜひ教えていただきたいです。」
→これを質問するにはかなりのリサーチが必要です。相手が返してきたことにさらに深掘りで聞き返せるともっといいと思います。あまりその会社の製品に馴染みがないならやめておいたほうがいいかも。でも他の受験者と差別化はできます。 - 「業績が落ち込んだ時期もご経験されてきたかと思います。その際の会社の雰囲気やどのようにモチベーションを維持されてきたかお聞かせいただきました。」
→おじさんウケ抜群です。リーマンショックを経験してきたような方が面接官であれば、その時の会社の雰囲気を回答してくれるでしょう。どの会社にもリスクはつきものですが、そんな逆境のときでも働き続ける気持ちをもちたい、という熱意が伝わる質問です。 - 「御社の中で、1番“変わってる”と思う制度や文化はありますか?」
→みなさんも働いている中で「この会社変わってるなー」と思うことありませんか?変な習慣あったりしますよね。それをカジュアルに聞いちゃいましょう。会社の色がでますし、話が盛り上がります。
まとめ
逆質問は単なる質問時間ではなく、あなたの熱意・理解度・コミュニケーション能力を示す大切なアピールの場です。
特に20代の転職では、経験以上に姿勢や人柄が見られるため、この逆質問をどう使うかが内定獲得に大きく影響します。面接官の立場に合わせて質問内容を変えたり、自分の強みと関連づけたりすることで、印象は格段に良くなります。
また、複数の質問を準備することで面接の流れに柔軟に対応でき、余裕のある振る舞いが実現できます。ぜひ本記事を参考に、あなたらしい逆質問を準備し、面接でしっかりアピールしてください。
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